今日この頃

日常生活の中で経験した、チョット気になる出来事を綴りました。 チト古いけど、案外笑えます。

高知

024 オッチャン2

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【024 オッチャン2】1995年12月22日

以前にも書いた通り、我が社にはNさんというオッチャンがいる。

彼は高知をベースとするある企業グループの1社、I産業から出向で来ている。

オッチャンはゴルフ場の肥料、農薬、資材等を専門に担当している。
彼のI産業通しの売上等を管理しているのはI産業高知本社のTさんというオバチャンである。

高知のTさんから掛かってくる電話は面白い。
文の先頭にアクセントが来て、そこが一番高い音程になり、文の終わりに向けて下がるばかりである。

一昨日の事である。
オッチャンがファックスを送信した。
ファックスは、私の席の近くに置かれている。

彼が席に戻り始めたとき、ファックスが相手先のコールを始めた。
すると、電話の向こうで「I産業でございますっ!」という、あの独特のイントネーションのTさんが電話に出てしまった。

またもやオッチャンの“間違いファックス”である。

私はおかしさを耐えながら、「オッチャン! また、電話にファックスしてるよっ!」と、教えてあげた。

お客さんの番号を間違えるならまだしも、自分の会社まで間違えるとは、さすがオッチャンである。

オッチャンはファックスのところに戻ってきて、送り直している様子だった。

暫くして、またファックスがコールを始めた。
つながったような音がした。

ところが、またもや「I産業でございますっ!」というTさんの声がしている。

私はオッチャンに、「前の取り消したの?」と尋ねた。
オッチャンは「うん。取り消したんですわ。」と言っていた。

近くにいた先輩は、顔の前で手を左右に振り、『取り消してないよ。きっと!』というサインを私に送っている。

しかし、オッチャンの言う通り、最初のは取り消したのであれば、再送信したものも電話に送っていたことになる。

オッチャン、恐るべし!


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016 オッチャン

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【016 オッチャン】1995年11月26日

我が社にNさんという男性がいる。

年齢は50代の後半だろうか。
四国の大きな企業グループから出向で来られている。

高知弁?(関西弁のような)で良くしゃべり、酒も大好きだが、ちょっとせっかちでそそっかしい。

良くあるのが、ファックスの送信ミスである。
私の机の近くにファックスが有るが、相手先が電話に出てしまったり、
「お掛けになった電話番号は現在使われておりません。……」という状態が頻繁にある。

この様な時は、殆どNさんの仕業である。
でも私達は、そんなNさんを親しみを込めて“オッチャン”と呼んでいる。

数週間前の昼飯時の事だった。
私達は五人で会社近くの“キッチン カミヤマ”という洋食屋に向かった。

カウンターだけの店である。
混んでいたため、二手に分かれて席についた。

私はH取締役、S経理部長と座り、少し離れた場所に一つ上のA先輩とオッチャンが座った。
カレーのメニューが中心だが、他にも生姜焼き、ピラフ、ナポリタン等がある。

各自の料理が出てきて、私はその日チキンカレーを食っていた。

暫くしてオッチャンの辺りが、にわかに騒がしくなった。
反射的にそちらを見ると、A先輩が慌てた様子でオッチャンに何か指摘している。

オッチャンの前には、定食の付け合わせの野菜にかけるフレンチドレッシングのお椀が置かれており、オッチャンの右手にはスプーンが握られていた。

オッチャンはフレンチドレッシングをスープと勘違いし、美味しくすすっていたのだが、数口行ったところで、あいにくA先輩に見つかってしまい、あえなく阻止されてしまったのである。

オッチャンの反応は、「どうりで酸っぱい筈やっ!」というものだった。

それを見たカミヤマのママは、「大丈夫ですよ。前に全部お飲みになった方もいらっしゃいましたから!」と言っていた。

どのように『大丈夫』なのだろうか?
フォローになっていなかった。

それを見ていた私は、『ネタ、貰いっ!』と大喜びしていたが、私の隣に座っていたH取締役は「他人のフリしようっ」と顔を上げようとしない。

極めつけは、その後のオッチャンの一言だった。
関西弁のような高知弁で、「わしゃ、酸っぱいもん好きやからねっ!」とのこと。

愛すべき人である。


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