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【008 元祖グランディーバ?】1995年3月18日

一昨日は、那須のゴルフ場建設現場に出張して帰りが遅くなった為、社有車のまま家に直帰した。
ゆえに、昨日は車での出勤となった。

いつも以上に道は混み合っていたが、J-Waveのジョン・カビラを聴きながらトロい車には罵声を浴びせつつ、適度に悪質な走りで会社に向かった。

荷物が多かったので駐車場に直接行かず、会社のビルの前で車を停め、一度事務所に荷物を持って上がった。

再び車に戻り、駐車場に向かった。
私はグレーのアベニール乙を所定の場所に駐車し、車外に出た。

駐車場を後にし、会社に戻る道を急いだ。

望星薬局の角を曲がった時だった。
とても場違いな音楽が、耳に飛び込んできた。

最初に分かったのは、弦の音だった。
ロックとか、その手の音楽ではなさそうである。

次に分かったのは、管の音だった。
クラシックである。
かなりの大音量で鳴っている。

会社に近付くにつれ、音量は増していく。

ワルツだった。
ウインナ・ワルツである。

曲名までは分からないが、ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートとかで、やる奴。
きっと、ヨハン・シュトラウスの“ナントカ”である。

当社が入っているビルの道を挟んだ反対側は、旧聖路加病院の敷地である。
病院自体は、隣のブロックに新設された。

旧病院は、由緒あるチャペルの部分だけ残し取り壊され、看護大学が拡充されるそうである。

東京都中央区明石町

現在、その看護大学の基礎工事の段階で、ご担当のゼネコンは、あの大成建設さんである。

そのヨハン・シュトラウスの“ナントカ”は、“聖路加看護大学建設工事”現場の方から聴こえてくるのである。

時刻は、9:30過ぎ10:00前という頃合である。

クラシックは、現場の所長の趣味なのだろうか?
或いは、3Kの現場だけにメンタル・ヘルスという観点から、“ダンスの時間”なるものを設定して実践しているのだろうか?

さすがスーパーゼネコン!

私は急いで三階の事務所に上がり、向かいに座っているIO嬢(通称“フナ”。私が、そう呼んでいるだけだが。)に事情を説明し、二人で窓際に走ったが、時既に遅くダンスの輪は見られず、現場のオッチャン達は通常の作業に復帰していた。

グランディーバ バレエ団

Swan Lake ballet parody - Les Ballets du Trocadero


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