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【024 オッチャン2】1995年12月22日

以前にも書いた通り、我が社にはNさんというオッチャンがいる。

彼は高知をベースとするある企業グループの1社、I産業から出向で来ている。

オッチャンはゴルフ場の肥料、農薬、資材等を専門に担当している。
彼のI産業通しの売上等を管理しているのはI産業高知本社のTさんというオバチャンである。

高知のTさんから掛かってくる電話は面白い。
文の先頭にアクセントが来て、そこが一番高い音程になり、文の終わりに向けて下がるばかりである。

一昨日の事である。
オッチャンがファックスを送信した。
ファックスは、私の席の近くに置かれている。

彼が席に戻り始めたとき、ファックスが相手先のコールを始めた。
すると、電話の向こうで「I産業でございますっ!」という、あの独特のイントネーションのTさんが電話に出てしまった。

またもやオッチャンの“間違いファックス”である。

私はおかしさを耐えながら、「オッチャン! また、電話にファックスしてるよっ!」と、教えてあげた。

お客さんの番号を間違えるならまだしも、自分の会社まで間違えるとは、さすがオッチャンである。

オッチャンはファックスのところに戻ってきて、送り直している様子だった。

暫くして、またファックスがコールを始めた。
つながったような音がした。

ところが、またもや「I産業でございますっ!」というTさんの声がしている。

私はオッチャンに、「前の取り消したの?」と尋ねた。
オッチャンは「うん。取り消したんですわ。」と言っていた。

近くにいた先輩は、顔の前で手を左右に振り、『取り消してないよ。きっと!』というサインを私に送っている。

しかし、オッチャンの言う通り、最初のは取り消したのであれば、再送信したものも電話に送っていたことになる。

オッチャン、恐るべし!


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