今日この頃

日常生活の中で経験した、チョット気になる出来事を綴りました。 チト古いけど、案外笑えます。

運動

017 舟乗り

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【017 舟乗り】1995年11月26日

11月19日(日)、当社のコンペ(自費! 念の為)が栃木県のニューセントアンドリュースGCジャパンで行われた。
その帰りのことである。

午後8時過ぎ、私達は新幹線で東京駅に到着した。
同行の皆と別れ、私は中央線に乗り換えた。

中央線がお茶の水駅に到着した時、向かいのホームに総武線が滑り込んでくるのが見えた。
私はホームを横断し、総武線に乗り込んだ。

空いている席を探し、腰を下ろした。
持っていたボストンバッグは膝の上に乗せた。

電車が動き始めたところで、バッグの中からJ-WAVEのクイズで当たった文字多重放送対応ラジオを取り出し、J-WAVEを聴きながら故山際淳司氏の“自由と冒険のフェアウエイ”というという本を読み始めた。

向かい側には、20代半ばと思われる女性が、首をうなだれるようにして眠りこけていた。

暫くしてその女性が体勢を変え、右肘を手すりの上に乗せ、頬杖をつく形で再び眠り始めた。
この頃から、彼女の存在がやたらと気になり始めた。

と言うのは、彼女の股間のガードが甘くなったから、ではなく、彼女が舟を漕ぎ始め、手すりから肘が頻繁に滑り落ちるのである。
危なっかしくて、つい見てしまうのである。

本を読んでいても、気配として舟を漕いでいるのが伝わってくる。
彼女の隣に座っていた学生風の男の子も、気になってたまに覗き込むようにして見ている。

この状態が延々続き、私が下車する前の駅、千駄ヶ谷に到着しても尚、彼女は舟を漕ぎ続けていた。

私は代々木駅に着くまでに、何回肘が滑り落ちるか数えてみた。

驚くことに、その回数は17回を数えた。
代々木駅を降りた私は、早速ホームで駅間の所要時間を記したボードを探した。

千駄ヶ谷駅から代々木駅への所要時間は2分。
故に彼女は、約7秒に一度の割合で舟を漕いでいたことになる。

彼女がどこから乗車し、何処で下車するのかは定かでないが、その間に舟はさぞかし進んだことであろう。


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003 スクワット

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【003 スクワット】

1994年の12月初旬の事だったと思うが、「筑波に10:30」という約束で、私は常磐自動車道を走っていた。

余裕を見て築地の会社を出発したが、予想に反して首都高速が空いていた為、時間調整と休憩を兼ねて守谷PAに車を停めた。

小用を足した後、私は売店に入りコーヒーを注文した。

紙コップに入ったコーヒーを持って現れたオバチャンに225円を渡し、湯気の立ち上るカップを受け取った。
彼女のミルクとシュガーの勧めを、私は無碍にも断り、その場を辞して、テーブルでコーヒーをすすった。

頃合も丁度良くなった頃、私は売店を後にし、我らが社有車、とってもお洒落なアベニール・ワゴンへと歩を進めた。

我らがアベニールの第一の特徴と言えば、それは“運転席のドア・ロックを解除しても、他のドアのロックは決して解除されることは無い。”ということである。
使いやすさ?と安全性?の双方を高次元で実現した、類稀な商用車と言えよう。
それ以前にグレードの問題か?

さて、その我らがアベニールに近付いていくと、手前に停まっている車とアベニールの間で、不自然な上下運動を繰り返しているオヤジが目に付いた。

『オヤジ! 何ゆえ、こんな所でスクワットなんぞしているっ?』と思いながら車の間を覗き込んだ。

すると、オヤジは汗だくになりながら、“シャコシャコ”と自転車用の空気入れを上下に動かしていた。

ホースの先に目を馳せると、それは彼の愛車コルサ?のタイヤに繋がれていた。

はたして、そんなチャチな物で自動車のタイヤに空気が入っていくのだろうか?
当PA内にはガソリンスタンドが有るのだが!

或いは、新手の体力作りか?
正解を待つ!

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